
虚け者のぼやき
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武士道に學ぶ
武士道に學ぶ
平成二十二年(皇紀二千六百七十年)九月二十九日

昭和六十二年當時、拙生は日魯漁業を據點(きよてん)とする横須
賀在住の輸送會社丸仲運送の下請業に就いてゐた。
昭和五十六年夏、岩手縣釜石港を據點(きよてん)とし、ハマチを
養殖に使ふ餌を日本全國の港から四國、九州の養殖場へ輸送する、
三陸水産急送の下請業をしてゐた。然し、業績不振にて惱(なや)む
時、横須賀にある日露漁業の運輸部門を擔う丸仲運送の下請業を
するN氏の誘にN氏の從業員として業務に就く事になる。
この誘に乘るに當り条件があつた。報酬は三十萬圓と決して良く
は無いが、細な所でN氏は面倒を觀てくれた。更に四年眞面目に働
けば新車で導入した冷凍牽引車兩(トレーラー)をその儘(まま)讓
(ゆず)つてくれると言ふものだつた。尤も口約束だが拙生にとつて
高条件であることには變(か)はりなく、有難い話しであつた。
仕事は、N氏に追ひ附け追ひ越せを目標に頑張つた。丸仲運送本社
從業員からは嫌はれる程に頑張つたつもりである。これは自畫(じ
が)自讚(じさん)ではなく多くの仕事仲間が認めてくれてゐる。
四年が過ぎ五年が經つた頃、N氏から依然として何の話しもなく
時は過ぎた。正直な所三十萬圓の報酬では決して生活は樂ではなく
、蓄へを切り崩し生活してゐたが、流石に切り崩すものも無くなり
、報酬を上げて貰ふか車兩を讓り受け自立するかとなつた。
六年目に入つた頃、もう如何にもならないとN氏へ傳(つた)へ
た。
傳(つた)へるまでは廻りからは良好な間柄と言われてゐたが、
この話しをした途端、手の平を返したやうな關係になつてしまつた
。そんな話しはしたつもりは無いとのことであり讓るどころか賣る
ことさえ全く考へてゐないと言われる。
葯六年獨立することだけを夢見て頑張つて來たのは何だつたのか、
N氏は拙生が惱んでゐた時、助けてくれた恩人に變りないが、
終り惡ければ全てが惡くなる。怨み言ばかりが殘つて仕舞ふ。
受けた恩は返すことなど出來るものではない。と親父から教はつ
たが、義理は返した。然し、恩は忘れることは無い。
然し、いざ生活のこととなれば義理人情は別であり況してや仕事
が關はれば尚のことである。
葯六年を無駄にすることは出來ない。當然のこと意地にもなる
が、話しを元の位置へと戻し何とか買ひ受けることとした。
買ひ受けるにしても先立つものが拙生には切り崩して來ただけに無
い。銀行も擔保が無くては貸してもくれなゐ。ほとほと困つてゐた
時である。
「今から銀行に行くぞ!!」と仕事の先輩である渡仲愼一氏が言ふ。
と言ふものの銀行は貸して貰へないと言ふと、「俺が言うんだから
いいんだ行くぞ!!」と言われ着いて行くと以外にも簡單に話しが進
み九百萬の借入が出來た。渡仲愼一氏の顏の広さに驚いてゐたが、
數ケ月後偶々(たまたま)銀行の人間と町中にて會つた際「貴方は
素晴しい人に惠まれた人だ」と言われ何の事か解らず、良く聞けば
渡仲愼一氏は自宅を擔保に保證人として借入をしてくれたのだと言
ふ。
即刻渡仲氏に聯絡(れんらく)再度禮(れい)を言ふ。足を向け寢る
ことの出來ぬ人となつた瞬間だつた。
葯一年が過ぎ何とか仕事も順調に進み、經營も波に乘ることが出來
た。
年末の少し前、多尠の金を握り緊め渡仲氏を接待と誘ひ出し、
仲間數人と横須賀の盛り場へくりだす。先づ一件目を出て次へと
言ふことになり勘定を拂おうとした時。渡仲氏が激昂(げきこう)し
、そこへ坐れと呶鳴(どな)つてゐる。小洒落(こじやれ)たサパー
倶樂部(くらぶ)と言つた処の店であるが、そのフロアーに正坐させ
られ、ゐきなり投ぐられた。正直な所何事が起きたのか判斷出來ぬ
状態にある。「俺は御前に驕(おご)られなくとも呑める。御前が
人竝に驕(おご)ることが出來るやうになつたのなら、何故に仲間や
後輩に驕(おご)つてやらぬ」「俺は御前にこんなことをして貰ふ爲
に銀行に話したんぢやない。嘗(な)めるな!!」と言われた。
更に數件店を梯子して醉が廻つた頃。少しでも恩を返したいと思
ひ接待となつたことを考へれば如何しても納得が行かない。半分
不貞腐れてゐると同行してゐた仲間の一人が「あいつは可愛い弟の
やうな奴だ。俺は見返等求めてゐない。嘗(な)めるな」と渡仲さん
は言つてゐたと言われた。その時、渡仲愼一氏の武士道を觀(み)
た。と言ふより身体で武士道を教へられた。
保証人等と簡單に言つて除けたがそう簡單に出來ることではな
い。
この人の爲めなら出來る限りのことはしよふと眞心から思つた瞬間
であつた。
あれから葯三十年が過ぎたが、未だ變(か)はらずあの思は變(か)
はつてゐない。毎年有志會名目で集るが何時もの如く朝まで數件
梯子をする。渡仲氏が返れと言ふまで着いて廻るのが恆例(こうれい
)となつてゐる。渡仲氏は早めに拙生を解放しやうと氣を遣ひ氣がね
してゐるが拙生にしてみればこれくらゐのことしか出來ないことに
心底申し譯ないと思ふ。
by iamhide3897
| 2010-09-29 18:48
| 大和舎
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